朝起きるとあごが疲れるのは歯ぎしり?原因と受診の目安

朝起きたときに、あごが疲れていると感じたことはありませんか。
「しっかり寝たはずなのにあごがだるい」「朝になると奥歯に違和感がある」という場合、寝ている間の歯ぎしりや食いしばりが関係している可能性があります。
ただし、朝のあごの疲れがすべて歯ぎしりによるものとは限りません。
今回は、朝起きたときにあごが疲れる原因や歯ぎしりの特徴、自宅でできる対策、歯科医院を受診する目安について解説します。
朝起きるとあごが疲れるのはなぜ?
あごの周囲には、食べ物を噛んだり口を開閉したりするための筋肉があります。
寝ている間に歯を強く噛みしめたり、上下の歯をこすり合わせたりすると、これらの筋肉に負担がかかる場合があります。
その結果、朝起きたときにあごのだるさや筋肉の疲労感を覚えることがあります。
ただし、同じような症状は顎関節症などでもみられます。症状だけで原因を決めつけないことが大切です。
歯ぎしりと食いしばりの違い
歯ぎしりとは
歯ぎしりは、上下の歯をこすり合わせるような動きを指すことが多く、睡眠中に起こる場合があります。
歯ぎしりの音を家族に指摘されて気づく方もいますが、必ずしも音が出るとは限りません。
そのため、一人で寝ている方や音が出ないタイプの方は、自覚しにくいことがあります。
食いしばりとは
食いしばりは、上下の歯を強く噛み合わせる状態です。
睡眠中だけでなく、仕事や勉強に集中しているときなど、起きている時間にも起こることがあります。
特にパソコン作業やスマートフォンの操作中など、無意識に歯を噛みしめている場合があります。
歯ぎしりと食いしばりは同じ人にみられることもありますが、起こる状況や特徴は異なります。
歯ぎしり・食いしばりでみられる症状
歯ぎしりや食いしばりがある方には、次のような症状がみられることがあります。
- 朝起きるとあごが疲れている
- あごの筋肉がこわばる
- 朝になると歯に違和感がある
- 歯がすり減っている
- 歯が欠けたり、詰め物が破損したりする
- こめかみ周辺に痛みを感じる
ただし、これらの症状があるからといって、必ず歯ぎしりをしているとは限りません。
例えば、歯の痛みにはむし歯や歯のひび割れなど、別の原因が隠れていることもあります。
また、あごの痛みや口の開けにくさがある場合は、顎関節症なども考慮する必要があります。
歯ぎしりの原因はストレス?
歯ぎしりや食いしばりには、さまざまな要因が関係すると考えられています。
ストレスや心理的な緊張、睡眠の状態、生活習慣、服用している薬などが関連する場合があります。
ただし、原因が一つに特定できるとは限りません。
また、歯並びや噛み合わせだけが原因で歯ぎしりが起こるわけではありません。
歯ぎしりを改善する目的で、すぐに歯を削って噛み合わせを調整することが必要とは限らないため、まずは症状やお口の状態を確認することが重要です。
自宅でできる食いしばり対策
日中は上下の歯を離すことを意識する
食事や会話をしていないとき、通常は上下の歯がわずかに離れている状態が自然です。
日中に食いしばる癖がある方は、気づいたときに上下の歯を離し、あごの力を抜くように意識してみましょう。
パソコンやスマートフォンをよく使う方は、作業中に噛みしめていないか確認することも一つの方法です。
あごに負担のかかる習慣を見直す
あごに痛みや疲れがあるときは、硬いものを長時間噛むことや、ガムを噛み続けることなどを控えましょう。
また、大きく口を開ける動作で痛みが出る場合は、無理に開けないようにしてください。
睡眠や生活習慣を見直す
睡眠の質や生活習慣が歯ぎしりに関係する場合があります。
就寝前のカフェインや飲酒を控えること、生活リズムを整えることなども検討してみましょう。
ただし、生活習慣を改善すれば必ず歯ぎしりがなくなるというわけではありません。
歯ぎしりにはマウスピースが必要?
歯ぎしりによって歯への負担が大きい場合、歯科医院でマウスピースの使用を検討することがあります。
睡眠中に使用するマウスピースは、歯同士が直接強く接触することによる摩耗や破損を防ぐ目的で用いられます。
ただし、マウスピースを装着することで歯ぎしり自体が完全になくなるわけではありません。
また、すべての方にマウスピースが必要というわけでもありません。
歯の状態や症状によって適切な対応は異なるため、歯科医院で相談することをおすすめします。
歯ぎしりが気になるとき、歯科医院では何を確認する?
歯科医院では、まず症状がいつ起こるのか、どの部分に違和感があるのかなどを確認します。
そのうえで、歯のすり減りやひび割れ、詰め物の状態、あごの筋肉や関節の状態などを診察します。
必要に応じてレントゲン撮影などを行い、歯の痛みやあごの違和感に別の原因がないかも確認します。
歯の摩耗がある場合でも、それだけで現在の睡眠中の歯ぎしりを確定できるわけではありません。過去の歯ぎしりによる変化が残っている場合もあるためです。
新小岩プライマル歯科では、できるだけ歯を削らず、今ある歯を長く残すことを大切にしています。
お口の状態を確認し、必要な治療や継続的な管理についてご説明します。
当院の診療方針については、診療案内をご覧ください。
歯科医院を受診した方がよい症状
朝のあごの疲れが繰り返し起こる場合や、歯の痛みを伴う場合は歯科医院で確認してもらいましょう。
特に次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 朝のあごの痛みが続いている
- 口を開けにくい、または開けると痛い
- 噛むと歯が痛む
- 歯が欠けた、詰め物が壊れた
- あごの痛みで食事に支障が出ている
急に口が開かなくなった場合や、強い痛みがある場合も早めに相談してください。
なお、あごの違和感に加えて大きないびきや睡眠中の呼吸停止を指摘される場合は、睡眠に関する病気が関係することもあるため、医科への相談も検討してください。
よくある質問
歯ぎしりの音がしなければ問題ありませんか?
音が出ない食いしばりもあるため、音がしないからといって歯ぎしりや食いしばりがないとは限りません。
朝のあごの疲れや歯の違和感が続く場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。
歯ぎしりは自然に治りますか?
歯ぎしりの程度は人によって異なり、軽度で治療を必要としない場合もあります。
一方、歯への負担が大きい場合や痛みが続く場合には、適切な対応が必要になることがあります。
マウスピースを使えば歯ぎしりは治りますか?
マウスピースは主に歯の保護を目的として使用されます。装着すれば必ず歯ぎしりがなくなるというものではありません。
使用の必要性や装置の種類については、歯科医師と相談して判断しましょう。
新小岩で歯ぎしりや食いしばりが気になる方へ
歯ぎしりや食いしばりは、自分では気づきにくいことがあります。
朝起きたときにあごが疲れる、歯に違和感があるといった症状が続く場合は、一度お口の状態を確認することをおすすめします。
新小岩プライマル歯科では、歯の状態を記録し、継続的に管理することを大切にしています。
歯の摩耗や破損などの変化を確認するためにも、定期的な検診は重要です。
当院の予防歯科・定期検診についてもご覧ください。
初めて受診される方は、初診の方へのご案内をご確認ください。
JR総武線「新小岩駅」から徒歩3分。あごや歯の違和感が気になる方は、お気軽にご相談ください。