歯が痛い・しみる
-むし歯治療-

CARIES TREATMENT

大切な歯を守るために
早めの治療を

歯が痛くなったら歯科に行って治療する。同様に風邪を引いたら内科や耳鼻科に、目が痛ければ眼科に行って治療する。これは多くの方が考えることですが、大きく違うことがあります。それは、むし歯の治療は病巣を取り除く外科的な治療だということです。そして、削り取ってしまった歯は、元には戻らないということです。
歯がなくなってしまうと、美味しく食事ができなくなったり、会話がしにくくなったり、かみ合わせが狂ってしまうと、肩こりや頭痛など骨格的なトラブルが起きるなど、生活の質を下げることになってしまいます。
大切な歯をできる限り健康な状態で維持するためにも、早めの治療をお勧めします。

むし歯の治療とは

人の口の中には、個人差はありますが300~700種類の細菌が生息しているといわれます。 むし歯は、この中のミュータンス菌など、むし歯の原因菌が糖類をエサにして作り出す酸によって歯が溶かされる病気です。
ごく初期の場合は、だ液に含まれるカルシウムの働きで修復することもがきますが、自覚症状があるような場合には、治療が必要になる場合がほとんどです。

むし歯の治療は、むし歯に溶かされている部分を全て削り取り、削ったことによって失われた歯を詰め物や被せ物で補修することになります。

当院のむし歯治療

痛みを抑えた治療

むし歯の治療は「痛い」というイメージがあって、歯医者になかなか足が向かないという方もいらっしゃるかも知れません。
当院は、気になる症状があればすぐにご来院いただけるように、痛みを抑えた治療を心がけています。歯の神経の近くを治療するような場合には、適宜麻酔を行うので痛みを感じないで治療が受けていただけます。
麻酔注射も痛くないように行いますので、苦手な方はお伝えください。

できるだけ削らない治療

当院では、むし歯になっている部分を最小限に治療するために、小さめのバー(歯を削る器具の刃先)を使用しています。また、機械的には削り過ぎてしまうような場合には、エキスカベーターという耳かき状の器具を使って手作業で丁寧に治療していきます。

削る範囲が小さく、精密さが求められる場合には、拡大鏡という眼鏡状になっているルーペ(虫眼鏡)を使用して視野を拡大して治療を行います。

できるだけ神経を残す治療

歯の中には神経(歯髄)が通っています。この神経までむし歯が進行してしまうと、通常は根管治療(※後述)を行い、神経を除去する必要があります。しかし、神経を取ってしまった歯は、栄養が行き渡らなくなってしまうため、脆く破損しやすくなり、寿命を大きく縮めてしまうことになります。
当院では、できる限り神経を残せる治療を検討します。神経自体がむし歯菌に感染していない場合には、MTAセメントという殺菌効果のある材料で神経を封鎖することで、むし歯の進行を止められる場合があります。

深いむし歯の治療
(根管治療)

根管治療(歯の神経の治療)とは

歯の構造は図のように、表面が身体の中で一番硬いエナメル質という組織で覆われており、その中に象牙質、さらにその中には歯髄(神経)が通っています。歯の神経がむし歯菌に感染してしまうと、歯ぐきが腫れたり、強い痛みが出ることになります。

このような症状のときの治療が根管治療です。感染を止めるために歯の神経を全て取り除き、管の中をきれいにして、再感染を防ぐために根管充填材を詰めて封鎖をします。

CT撮影で根管を確認

犬歯より奥の歯は、歯の根っこが複数あり、その形状や中を通る神経の管も真っすぐではなく、人によって形状は様々です。一般的に診断で使用するX線写真は、平面的な画像なので奥行きや裏側などを正確に確認することができません。
当院は、歯やあごの骨、血管、神経などをコンピュータ上で立体的に確認できるCTを完備しているため、より正確に根管の状態や病巣を確認することができます。

再感染を抑える治療

根管治療は、歯の中を治療してその後に封鎖してしまうため、感染病巣の取り残しや治療中の二次感染には注意が必要です。

当院では、病巣の取り残しをなくすために、ニッケルチタン製の器具(ファイル)を使用して神経を取り除きます。一般的に使われるステンレス製のものと比較して、柔軟で弾性が強いため、複雑な形状の根管でも取り残しのリスクを抑えます。
二次感染の防止には、ラバーダム防湿を行うこともあります。これは治療する歯以外をラバーダムという膜で覆ってしまうことで、だ液に含まれる細菌をシャットアウトする治療法です。

当院は予防歯科に力を入れて取り組んでいます

お口を長く健康に保つために、定期検診を受けていただくことをお勧めします。詳しくは当院の予防歯科をご覧ください。

診療予約について

RESERVE

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